2012/09/14

「スタイルのある人」インタビュー:東 真二さん

焙煎屋ひがし  http://www.baisenya-higashi.com/
東 真二さん 

焙煎屋ひがしさん。お店の前を通るだけで珈琲の香ばしい良い香りが漂ってきます。
shopのドアを開けると、いつも笑顔で迎えてくれるオーナーの東さん。
インタビューでは、笑ったり、泣いたり、、、、たくさんのエピソードを交え、お話をお伺いすることができました。
では、スタートです!




〇毎日の生活の中で大切にしていること、心がけていることはありますか?

ー 「ありがとう」と口に出して言うこと。

自分自身がサービスを受ける側である時も立場は関係なく
「ありがとう」と言うようにしています。
友人間でも、「すみません」「ごめんなさい」を多用することが増えて...
そこは謝罪の言葉ではなく、「ありがとう」なんじゃないのかな、と思ったときには
きちんと伝えるようにします。

〇日々の生活で欠かせないものは?

ー機械式の時計。

物には執着がないんですけど、でも長く使いたい。
高いものじゃなく、良いものを。
ねじを巻く、靴を磨く、そんな「物」に対するひとつひとつの“動作”が好きなんだと思います。

〇忙しい毎日の中でリラックスできる時間、欠かせない時間、“とっておきの時間”はありますか?

ー家でワインを飲んだり、読書をする時間です。

スーパーでお惣菜を買って帰っても、好きな器に盛っていただいたり、
日々の丁寧な暮らしぶりをお話してくださいました。
また、本についての印象深いエピソードは思わず前のめりで聞き入ってしまいました.....が、割愛します(笑)

〇自分へのご褒美・贅沢は何ですか?

ー「モノ」でいうと、時計です。

お店をオープンして、自分の中での目標が達成できたら買おうとずっと決めていて
2年くらいかかって・・・そして、購入しました!
それが今までの一番の自分へのご褒美です。

あと、もっと若いときにちょっと!?うんと!!背伸びをした・・・車を買ったのですが、
買った後で運転することが好きじゃない、ということに気付きました(笑)

「モノ」でなければ、BARで過ごす時間が、ちょっとした自分へのご褒美です。
自分の家でワインを飲むのも好きなんだけど、ちょっとした非日常を味わえるのが
いつも行くBARです。
そこで、マスターや自分より一回りも二回りも歳上の方たちと交わす会話がまた良いんです!


〇「好きな言葉」「大切にしている言葉」を教えてください。

ー「お気を付けて」

お店でお客様にありがとうございました、とお礼を言って、「お気を付けて」を必ず添えるようにしています。
“ありがとうございました”が最後の一言になることがないように。

もうこれで会えないことになる人ももしかしているかもしれない、
その最後の一言が「お気を付けて」でありたい、という想いなどお話してくださいました。

〇「スタイルのある女性」とはどんな女性だと思いますか?

ー本気で生きている人。ぶれない人。

 ・・・・・でも、多分僕はそんな人が好きなタイプではないんです(笑)

〇今までで一番心に残っている贈物は何ですか?

ー3冊の本です。

この本って、僕のことを本当に知っていないと選べない本なんですよ。
本って読んだ時の年代、その時の置かれた状況、、その時々で解釈がかわるものなので、
何度読んでもまた違った楽しみ方ができます。

本って、その人の気持ちや想いをもらうものだと思います。



〇最後に!お花のエピソードか何か「花」にまつわることがあれば教えてください。

ーお花ってコーヒーと似ているな、と思います。

目に見えないけど、影響のあるもの。
空気感や表情など。
コーヒーの豆からもお花の香りがするんです。

花一輪があるだけでその場が変わるので、これからはできるだけお店に生花を飾りたいな、と思っています。

 
東さん、長いインタビューにこたえてくださってありがとうございました。
「ありがとう」「お気を付けて」言葉に込められた想いにじーんとしました。。

また、いつも何気なく見ていた店内の本棚のコーナー。
一冊一冊の本には、東さんとお店の歴史、それぞれのストーリーがあるようです!
お近くにお住まいの方は、珈琲を飲みながら・・・是非店内でゆっくり読書の時間なんていかがですか? これから「読書の秋」ですね。



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